どうすれば良いの?

「もしかしたら、佐藤ファミリーが迎えに来てるかも〜 約束はしてないんだけど…」

凌さんが2個の大きなスーツケースをターンテーブルから、引き上げてくれる。

入国審査を通り、到着ゲートに出る。


「池内さん! 迎えにきたよ〜」


「あ、佐藤さん! ありがとうございます。
スっごく助かります! ハハハ。
莉子、こちらが佐藤 萌さんと愛美〈まなみ〉ちゃん。 そしてご主人の佐藤 亮さんです。

佐藤さん、こちらが妻の莉子と息子の壮太です。

莉子
「はじめまして! 莉子です。お言葉に甘えて約半年間、お世話になります!
佐藤さんのご主人も リョウさんなんですね〜」

佐藤 亮
「はじめまして! そうそう佐藤 亮です!
それと、こちらが妻の萌、娘の愛美〈まなみ〉です。
半年間だけど、仲良くしましょう。
俺も海外の建築現場へ長期出張でいない事が多いからよろしくね!

池内くん、良介さんが車貸してくれてさ〜
おっきな車だからみんなで帰ろう。
今日は、良介さん宅で池内家の歓迎会だって!
ちなみに、ウチは良介さんのアパルトマンと同じ建物で、階が違うんだよ。」


「そうなんですかぁ!! 俺らがオーナーのお家に図々しくお邪魔しても良いんですかね〜」


「大丈夫! 良介さんはウチの愛美も風呂に入れてもらったり、家族ぐるみのお付き合いだからさ!」

萌さんと愛美ちゃんは手を繋ぎ愛美ちゃんがよちよち歩いていたが、ヒョイっとパパさんに抱き上げられキャッキャと喜んでいた。
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