キミだけは推さない、!( º言º)
強引に押しあてられたナナセの唇から、ナナセのぬくもりが伝わってくる。
「少しくらいこうなること期待して部屋来たんじゃねーの」
「……なわけ」
「しろよ」
薄暗くてよく見えないけど、今ナナセは子供が拗ねるような顔をしてるんじゃないかな。
「お前とキスできて嬉しいの。俺だけ?」
本当に、これが、ナナセなの?
「想像の何倍も。やべぇ」
「なに……想像してんの」
「続き。させてくれるよな」
「……や……だ」
「優しくする。次は」
こんなナナセ、知らない。
「死ぬほど可愛がってやるから。いいだろ?」
ありえないでしょ。
「……だめ」
「そんなこと言いながらも俺に甘えてくるところ。見てみたいんだけど」