キミだけは推さない、!( º言º)


「行くなよ」

「んー。でも。亜依が心配だし」

「俺はお前が心配だ」

「電車のあるうちに帰ってくるよ」

「んなのは当然だろうが」


そんなことより、そろそろ着替えて朝ごはん食べたい。


「ナナセの部屋にギターあったよね」

「あるな。って話をそらすんじゃねーよ」

「弾けるの?」

「誰に聞いてる。俺がギターも弾けないポンコツに見えるかよ」


べつにギター弾けないからってポンコツではないだろうよ。

弾けたらすごいってだけで。


「弾いてるとこ。また今度見せてくれる?」

「いくらでも見せてやるよ。なんならドーム貸しきってお前のためだけに演奏してやらあ」


やめてくれ。

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