この恋は狂暴です
《大紀side》

俺は、その彼女とのコトが終わったあと、すぐベッドから出てタバコを吸っていた。
すると、
「大紀さん・・ 泉ちゃんと別れてっ ・・
中学の時から ・・うっ・・大紀さんのことっ!」
と泣き出したんだ。

一瞬、俺は焦ったけど、すぐに 「泉とは別れられないよ。」 と答えた。

「―――――――っ!そんなに泉ちゃんの事が好きなんですかっ?!」
そんな彼女の言葉に、
「ああ。すげぇ好き。」
そう答えた瞬間、彼女は、
「じゃあなんで、私と寝たんですか?!」 と叫んだ。


「あんたが望んだから。 今回は俺にも責任あったし。」
俺は表情を変えずに答えた。


「―――――――――――――――――――― っつ!!最低っ!そんな責任感だけで私を抱いたの?!」

「・・。」



「ふ ・ ・ ふふ ・ ・ そうなんだ。
・ ・ ・ ・ 大紀 ・・さ ・・ん?」

「?」

「気をつけた方がいいよ。あの人たち ・・次は泉ちゃんのコト狙うって言ってたから。」
そう言って彼女はニヤッと笑った。
「―――――――――――――――― !!?」


「私、帰ります。」   「え?」

「じゃ、またね。大紀さん♪」
なぜか弾んだ声で彼女はそのまま部屋から出て行った。 



俺はさっき彼女が言った言葉に体が震えた。
恐怖で?じゃない、―――、俺は怒りで体が震え出していた。



次は泉だとぉ―――――――――――――――っつ!!!

すぐに特服に着替えて、スマホを取り出す。

「俺だ。今からスカドル(SKULL-DHOLE)のヤロー共、ぶっ殺す!」
「了解♪いつものトコ集合でいいな?」
「ああ」 電話の相手は総長の和己。 俺とタメで、2人でこの族(LALIEL)を立ち上げた。

次に泉に連絡を入れた。

「ん?どぉしたの~♪」 明るい声。 まだ大丈夫らしいな。
「泉。俺から次、連絡あるまで家から出んじゃねーぞ!」
それだけ言うと電話を切った。


《泉side》

「だれから?」 まだ私の家で、しゃべってた乃野が聞いてきた。
「あ、 ・ ・ うん。大紀から。」
「ふ―――ん」

大紀のあの口調。
・・いつものケンカじゃないね。
だとしたら、乃野も帰らせられないな。

「乃野、今日泊まっていきな。」 
いきなりの私の言葉に乃野はビックリしていたが、 「うん♪」 と嬉しそうに微笑んだ。
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