未来絵日記
「え、女の子?
あーもしかして屋上から自殺した女の子でしょ?
ウチらと同い年だった聞いた」


そうーー自殺と処理された悲しい話。


私はそれを、直接聞いたから言える話だけど。





「私さ、知ってるよ。
ホントは自殺なんかじゃないの。
その子殺されたんだよーー。
同級生に」

そう私が口ずさんだ、時ーー勢いよく立ち上がったのは、ルミ。


その異様なまでの慌てぶりに、クラスメートは、驚きを隠せない。




「ーーーー楠木栞」





私がそう口にしたら、青ざめるルミと視線が混じった。




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