【完結】打算まみれの恋

「昨日さ、沢山約束したし、俺指輪買ったし……、も、もしも緋奈さん、俺と結婚してくれなかったら、あれだよ。結婚詐欺とかで、俺訴えちゃうかも。べ、弁護士の知り合いいるし」

 滝永さんはそう言って、窺うように私を見た。態度のわりに強かさがすぎる。私は滝永さんの素を知ってしまった当時を思い出しながら、当時と全く同じ心境で立ち尽くしていたのであった。


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