今は秘書の時間ではありません
社長は10分後やっとロビーに降りてきた。
香水の匂いが残っており私は吐き気がする。
こんな社長に仕えてるなんて、と苛立つものの今はそんなこと言っていられない。
今は9時半。
すぐに社長の家へ向かうよう運転手に指示した。
シャワーを浴び着替えてもらうためだ。
今のままでは社員への示しがつかない。
15分で家へ到着。
私は片時も離れることなく、社長を逃すまいと部屋までついていく。
バスルームへぶち込み、勝手にクローゼットを開ける。
この1ヶ月で勝手がわかるようになってしまった。
スーツ、ワイシャツ、下着がクリーニングからもどってきているのでタグを外しバスルームに用意した。
その間にキッチンの片付けをする。
ヤダ、いつまでシャワー浴びてんのよ。
「社長!もうシャワーは結構です。今すぐ出てください!社に戻りますよ。」
「はいはい。」
ドアをガラッと開けられびっくりした。
裸の社長を見て、
「ギャーっっっ」
とあまりに驚き叫んでしまった。
「きゃーっ。エッチー。」
と社長も叫ぶ。
はぁ…朝からもう疲れた。
「失礼しました。では着替えてください。」
「手伝ってよ〜」
「無理です。」
こうしてわざとのらりくらりと時間を遅らせる。
その手にはのらない!
そのために運転手を連れてきた。
「狩野さん、社長が着せて欲しいそうです。ボタン留めてあげてください。」
65歳をすぎた白髪のおじさん運転手の狩野さんにお願いする。
とても優しい狩野さんは「ハイハイ。」とボタンを留めようとする。
さすがの社長ももう何も言えずもくもくと自分で着替え始めた。
狩野さんは会長の頃からの運転手で社長を小さな頃から知っている。子供のいない狩野さんにとっては子供のような、孫のような存在らしくうっかりすると社長のことを、ぼっちゃまなんて呼ぶ。
その狩野さんにボタンを留めてもらうなんてプライドが許さない?わがまま言えない?みたい。
香水の匂いが残っており私は吐き気がする。
こんな社長に仕えてるなんて、と苛立つものの今はそんなこと言っていられない。
今は9時半。
すぐに社長の家へ向かうよう運転手に指示した。
シャワーを浴び着替えてもらうためだ。
今のままでは社員への示しがつかない。
15分で家へ到着。
私は片時も離れることなく、社長を逃すまいと部屋までついていく。
バスルームへぶち込み、勝手にクローゼットを開ける。
この1ヶ月で勝手がわかるようになってしまった。
スーツ、ワイシャツ、下着がクリーニングからもどってきているのでタグを外しバスルームに用意した。
その間にキッチンの片付けをする。
ヤダ、いつまでシャワー浴びてんのよ。
「社長!もうシャワーは結構です。今すぐ出てください!社に戻りますよ。」
「はいはい。」
ドアをガラッと開けられびっくりした。
裸の社長を見て、
「ギャーっっっ」
とあまりに驚き叫んでしまった。
「きゃーっ。エッチー。」
と社長も叫ぶ。
はぁ…朝からもう疲れた。
「失礼しました。では着替えてください。」
「手伝ってよ〜」
「無理です。」
こうしてわざとのらりくらりと時間を遅らせる。
その手にはのらない!
そのために運転手を連れてきた。
「狩野さん、社長が着せて欲しいそうです。ボタン留めてあげてください。」
65歳をすぎた白髪のおじさん運転手の狩野さんにお願いする。
とても優しい狩野さんは「ハイハイ。」とボタンを留めようとする。
さすがの社長ももう何も言えずもくもくと自分で着替え始めた。
狩野さんは会長の頃からの運転手で社長を小さな頃から知っている。子供のいない狩野さんにとっては子供のような、孫のような存在らしくうっかりすると社長のことを、ぼっちゃまなんて呼ぶ。
その狩野さんにボタンを留めてもらうなんてプライドが許さない?わがまま言えない?みたい。