今は秘書の時間ではありません
こうしてはいられない。
あと5日。
俺は慌てて彼女に約束を取り付けようとした。
「友永さん、いつもありがとう。朝ご飯のお礼に何かご馳走させてくれないかな?」
「結構です。私が勝手にしていることですので。早く帰れるのなら家でゆっくりなさってください。」
「…」
一瞬で終わった…
詰んだな…
「友永さんは甘いものとか好き?」
「そうですね、割と好きで良く購入します。」
「そうか。」
「では、本日はこれで失礼します。」
終わったな…。
一瞬で終わったな。
俺はスマホで調べ人気店のお菓子をリサーチした。
恥ずかしながら背に腹は変えられず田中にも彼女が好きなお菓子を尋ねた。
「最近友永さんはキャラメル系のお菓子にハマってますよ。パッケージの可愛いあそこのお店なら喜ぶと思います。車を回しましょうか?」
「いや、自分で行ってみるよ。ありがとう。」
田中に聞いた店は19時まで。
俺は慌てて電車に飛び乗った。
そういえば電車なんてずいぶん久しぶりだ。
最近は送迎ばかりだったな。
店に着くとまだたくさんの人が並んでいた。
仕事帰りのOLも多そう。
俺は30分並んで3箱購入した。
味も知らないのに渡すわけにはいかない。
家でコーヒーを淹れパッケージを開けた。
ふむふむ。
キャラメルだが焦がし気味で苦味を少し感じるがバターとクッキーに挟まれバランスがいい。
なるほど。
人気になるだけあるな。
明日喜んでくれるかな?
あと5日。
俺は慌てて彼女に約束を取り付けようとした。
「友永さん、いつもありがとう。朝ご飯のお礼に何かご馳走させてくれないかな?」
「結構です。私が勝手にしていることですので。早く帰れるのなら家でゆっくりなさってください。」
「…」
一瞬で終わった…
詰んだな…
「友永さんは甘いものとか好き?」
「そうですね、割と好きで良く購入します。」
「そうか。」
「では、本日はこれで失礼します。」
終わったな…。
一瞬で終わったな。
俺はスマホで調べ人気店のお菓子をリサーチした。
恥ずかしながら背に腹は変えられず田中にも彼女が好きなお菓子を尋ねた。
「最近友永さんはキャラメル系のお菓子にハマってますよ。パッケージの可愛いあそこのお店なら喜ぶと思います。車を回しましょうか?」
「いや、自分で行ってみるよ。ありがとう。」
田中に聞いた店は19時まで。
俺は慌てて電車に飛び乗った。
そういえば電車なんてずいぶん久しぶりだ。
最近は送迎ばかりだったな。
店に着くとまだたくさんの人が並んでいた。
仕事帰りのOLも多そう。
俺は30分並んで3箱購入した。
味も知らないのに渡すわけにはいかない。
家でコーヒーを淹れパッケージを開けた。
ふむふむ。
キャラメルだが焦がし気味で苦味を少し感じるがバターとクッキーに挟まれバランスがいい。
なるほど。
人気になるだけあるな。
明日喜んでくれるかな?