愛され、囲われ、堕ちていく
「ん?凪、どうした?」
「へ?う、ううん////」
あまりにも凪沙が見つめていたので、不思議そうに目を覗き込む、伊織。

「どうせ、見惚れてたんでしょ?伊織に」
紅音の言葉。
「え////?」
「ほんと!?凪!」
「いや…べ、別に……」
「可愛い~!凪、キスをしていい?」
「だ、ダメだよ!」
伊織の顔が近づいてくる。
「だ…ダメ…///」
「フフ…可愛い…
だから、キスする……」
「ンンン…」
伊織の深いキスが、凪沙の思考を奪う。
一度口唇を離した伊織。
凪沙の色っぽい表情に、益々煽られる。
「ヤバ…止まんねぇ……」
尚も貪るように、キスを繰り返した。

「あっちの熱いのはほっといて、多重ちゃんって彼氏いんの?」
「え?うん、いるよ」
「なんだよぉ。タイプだったのにぃ」
多重が質問責めにあっていた。

「伊織くんって、最強なんだよね?」
「え?そうだよ。中学の時にHP作って、その日の内に俺等全員倒して総長になったもんなぁ~!
臣平さんとはちょっと手こずってたけど、結局勝ったし」
「まぁな…アイツは力だけじゃねぇもんな……強さ」
「確かに、パーティーの時恐ろしかった……」
「伊織は相手を攻撃する時、笑いながら痛め付けるもんな…アイツにとっては、遊びだから!」
「遊び…ですか…?」
「そう…アイツにとって、喧嘩は全て遊び。
たぶん、一度も本気出したことねぇはず……
俺とやった時も、アイツは本気出してなかったからな…!」
臣平が、煙草を一度吸い灰皿に灰を落とした。
「あれで…本気じゃなかったの……」
「そうよ、伊織の本気…誰も見たことないわよ」
多重が少しビクッとして言い、紅音が更に付け加えた。
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