【コミカライズ】結婚前日に「好き」と言った回数が見えるようになったので、王太子妃にはなりません!
宝石のついたポシェットを惜しげもなく差し出すキャロルの無邪気さに、レオンはいくぶんか落ち着いた。
恐らく、重大な誤解をしているのは自分の方だ。
「どうしてセバスティアンの赤ちゃんがほしいの?」
「お兄様が結婚して子どもをもうけてくだされば、わたくしがレオン様のお妃になっても寂しくないと思いましたの! まずはご結婚していただくために、素晴らしいご令嬢を教えてもらいたく参上しました」
「そういうことだったんだね」
安堵したレオンは、庭の向こうに広がる草原にキャロルを導いた。
スカーフを外して敷き、その上にキャロルを座らせる。すると、彼女が黄色や桃色の野花に手を伸ばして花冠を編みはじめたので、レオンも真似して作っていく。
「俺がご令嬢を紹介することはできるけれど、セバスティアンは公爵だ。単なる恋人さがしというよりは、政略結婚の意味合いが強い縁談になってしまうよ。相手は喜び勇んでセバスティアンに取り入ろうとする。それでもいいの?」
恐らく、重大な誤解をしているのは自分の方だ。
「どうしてセバスティアンの赤ちゃんがほしいの?」
「お兄様が結婚して子どもをもうけてくだされば、わたくしがレオン様のお妃になっても寂しくないと思いましたの! まずはご結婚していただくために、素晴らしいご令嬢を教えてもらいたく参上しました」
「そういうことだったんだね」
安堵したレオンは、庭の向こうに広がる草原にキャロルを導いた。
スカーフを外して敷き、その上にキャロルを座らせる。すると、彼女が黄色や桃色の野花に手を伸ばして花冠を編みはじめたので、レオンも真似して作っていく。
「俺がご令嬢を紹介することはできるけれど、セバスティアンは公爵だ。単なる恋人さがしというよりは、政略結婚の意味合いが強い縁談になってしまうよ。相手は喜び勇んでセバスティアンに取り入ろうとする。それでもいいの?」