眠れない総長は眠り姫を甘く惑わす
「御影くんがトップになって少し経った頃、僕はわざと近寄った。親に捨てられて行き倒れているフリをしてね」
「、…」
「まんまと親友になってくれて助かったよ。妹の情報も知れて、拘束することもできた。まぁそれが失敗して今に至るんだけど」
「銀、テメエ……」
「っ、、……」
どうしよう、、、
私は……どうすれば……
だって、こんな……
「ごめん、…なさい…」
「みのり?」
「……御影さん、本当は普通の世界で生きたいと思ってるのに……私の、せいで……」
普通の世界で生きたい、だから名前に白をつけている。
前に銀くんがそう言っていた。
それなのに……
「全部私のせいで……っ」
「それは違う」
「、…」
遮るように言って、御影さんが私の傍に近づいてくる。
来るなという銀くんの声も聞かずベッドまで進み……拘束されている私の手足から紐を解いてくれた。
『来るな』
そう強く言ったはずの銀くんは、その間なにもしなかった。