私が素直になったとき……君の甘過ぎる溺愛が止まらない



「ありがとうございます」


 少しして。
 亜南くんがやさしく私から離れた。


 亜南くんの表情は。
 少しだけ照れくさそうだった。



 そんな亜南くんのことを見て。
 私も照れくさくなった。







 そうなりながらも。
 考えていた。





 どう思っているのだろう。
 亜南くんのことを。

 わからない。
 自分の気持ちが。



 亜南くんは年齢が一回りも下。

 正直なところ。
 そんな相手との恋愛はかなり躊躇している。


 そのはずなのに。
 亜南くんに抱きしめられて。
 ドキドキしている自分がいた。

 もう。
 何が何だかわからなくなっている。

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