星のような君の隣にいたい。
俺は翔に声をかけに翔のいる方向の本棚に向かおうとした。
その時、頭に酷い頭痛が走る。



「っ・・・ーー」


俺はその場にしゃがみこんだ。
たまたま戻って来ていた翔が気づき俺の所に駆けつけてくれた。



「大丈夫かっ?」

「・・・あぁ」


翔に俺のリュックから薬ケースを出してもらう。
その中から鎮痛剤を出し口に入れる。
しばらくすると落ち着いてきた。
翔が俺に話しかける。



「大丈夫か?」

「助かった、サンキュー」


翔は安堵した表情を浮かべていた。
俺は落ち着いて頭が働くようになり、ふとましろんが会計に言っていることに思い出した。

やばい。
もう大分、時間が経っているはずだ。
俺は翔に伝え急いで立ち、会計の方に行った。

そこには会計が終わったましろんがいた。
ましろんは駆け足で俺たちの元へ来た。
会計が混んでて時間がかかったそうだ。

俺は見られてなかったようなのでホッとした。
街に来てから少し時間が経っていたので休憩も兼ねて近くのカフェに入ることにした。
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