星のような君の隣にいたい。
お礼を言うと野崎さんは

笑って

「あなた達のこと応援してる」

そう言って部屋を出た。

僕は濡れた頬を拭き、

目を閉じた。

そして決心した。

僕はもう何があっても陽葵の前で

泣かないし、弱音を吐かない。

せめて陽葵の前では

かっこいい自分でいたい。

そんなことを考えながら

僕は眠りについた。

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