双子を身ごもったら、御曹司の独占溺愛が始まりました
「もちろんですよ、自惚れてください。いや、自信を持ってください。あなたが思っている以上に俺はあなたのことが好きなんですから」

「……っ」

 もう夢じゃないかと疑わない。これは現実なんだ。私、彼と両想いになれたんだ。

 嬉しくて胸がいっぱいになっていると、彼はそっと私の手から本を受け取った。

「どうやら俺たち、似た者同士のようですね。お互い好きだったのに、会えなくなるのが怖くて勇気を出せなかった」

「そうですね」

 あまりに彼が優しく笑うものだから、私までつられて笑ってしまう。

「それに勇気を出すタイミングもぴったりだ。もしかしたら私とあなたは、運命の赤い糸で結ばれているのかもしれない」

「運命の赤い糸……」

 あまりにロマンチックな言葉に、大きく目を見開いた。そんな私を見て彼は照れくさそうに頭を掻く。

「すみません、嬉しくて変なことを口走りました。俺、相当浮かれています、今」

 口元を手で覆い、チラッと私を見た彼に胸がきゅんとなる。

 彼にこんな可愛い一面があったなんて。謝らないでほしい、もっと色々なあなたを見せてほしい。

「私も相当浮かれていますよ? それに嬉しいです、私はカフェで過ごすあなたしか知らないので」

 素直な思いを口にすると、彼は目を見開いた後に微笑んだ。
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