“ずっと”なんて言わせない
知らなくていいことも世の中にはある。

この言葉は今の私のためにあるんじゃないか、

悠くんが色んな女の子と関わりを持っている

という事実をずっと見て見ぬふりしてきた。

その事実を目にしたら、とても耐えきれないこ

となんて自分が1番分かっていた。なのに…

ああ、バカだ。何してるんだろう。

頭の中が真っ白になって、ぼーっとしていると

悠くんの声がぼんやり聞こえてきた。

「風呂出たよ。何してんの?」


「あ、悠くん。何もしてないよ。お風呂借りる

ね。」

作り笑顔。沢山してきたはずなのに、今の

私には出来ていたかどうかすら分からない。
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