キミに贈る言葉
総務に戻るとよく笹川さんと話している人たちがこちらにきた。
「最近将也の奴おかしいと思わないか?」
「…と言いますと?」
「俺ら結構仲良いんだけどさ、最近付き合い悪いっていうかすぐ篠原さんのとこ行っちゃうの。
篠原さんの仕事のフォローしたりして忙しいのはわかるんだけどさあ…」
お友達とのお付き合いを蔑ろにするほど篠原さんが大事なのでしょうか…
私には自分の仕事をさせておいて篠原さんの仕事はしっかりフォローするんですね…
「私はそこまで笹川さんのことは知りませんし、仲がいいわけでもありませんのでよくわかりません。
ただ、皆様が思うことが同じなら一度そうお話ししてみてはいかがでしょう。」
仲のいい人たち全員が笹川さんに思っていることがあるのなら。
それは本人にしっかり伝えるべきだと思う。
私に言ったところで笹川さんを呼べるわけじゃないし、仲を取り持つこともできるわけがない。
「そんなことより笹川さんどこにいらっしゃいます?」
デスマーチの真っ最中なのに自分の仕事もせずどこにいるんだ。あの人。
「…まだ戻ってきてないけど。」
「給料泥棒ってこういうことを言うんですね。」
呆れてしまった私の声はいつもより刺々しい。
…と自分で自覚している。
椎菜から預かったファイル。
今日中ならいいと言っていたけど、早めに提出するに越したことはない。
…今は自分の仕事も落ち着いているし探して署名させよう。
課長に了承を得て私はボールペンと椎菜から預かったファイルを持って場内の方へ向かった。
場内に入るにはヘルメットをつけなくてはならない。
さっきまであの2人が場内にいたことは恐らくその場にいた人が知っているはずだ。
その後どこへ行ったかわかる人はわかるかもしれない。
もしもう総務課へ戻っているのなら入れ違いになるといけないから課長から連絡が来ることになっている。
探しながら歩いていると目眩がしてよろけてしまった。
「大丈夫ですか?」
恐らく白血病の薬が切れたのだろう。
白血球を増加する薬を飲んでいるからその効果が切れて数値が下がり始めているんだ。
「顔色悪いですよ!とりあえず椅子座ってください!」
差し出された手を見ると事務課にいるはずの椿だった。
「…一花さん?」
「椿…
ごめん…笹川さん…みてない?」
恐らく発作が出始めている。
自分の体が熱を持ち始めてきている。
このままだと意識飛ばすくらいの頭痛に襲われる。
「今仕事のことより自分のことです!
お薬ありますか?」
「多分…カバンの中…」
常に持ち歩いているから入っている。
ー…ブブブ…
ポケットの中でスマホが震える。
確認すると課長。
恐らく笹川さんが戻ってきたのだろう。
「…ありがとう椿…
もう大丈夫…」
「って顔してないけどな。」
既に痛み始めた頭。
朦朧とするくらい熱がでてきているのだろう。
「…戻るね」
フラフラになりながら立ち上がり私は総務課へ向かう。
涼しい社内なのに私の体は今汗が止まらなくなっている。
「…はあっ…ふうっ…」
息切れも激しくなってきたな…
総務課は見えてきたけど…
道のりこんなに長かったっけ…
笹川さんに声かける前に薬を飲まないと…
やっとの思いで総務課の扉を開けて自分のデスクに向かう。
「最近将也の奴おかしいと思わないか?」
「…と言いますと?」
「俺ら結構仲良いんだけどさ、最近付き合い悪いっていうかすぐ篠原さんのとこ行っちゃうの。
篠原さんの仕事のフォローしたりして忙しいのはわかるんだけどさあ…」
お友達とのお付き合いを蔑ろにするほど篠原さんが大事なのでしょうか…
私には自分の仕事をさせておいて篠原さんの仕事はしっかりフォローするんですね…
「私はそこまで笹川さんのことは知りませんし、仲がいいわけでもありませんのでよくわかりません。
ただ、皆様が思うことが同じなら一度そうお話ししてみてはいかがでしょう。」
仲のいい人たち全員が笹川さんに思っていることがあるのなら。
それは本人にしっかり伝えるべきだと思う。
私に言ったところで笹川さんを呼べるわけじゃないし、仲を取り持つこともできるわけがない。
「そんなことより笹川さんどこにいらっしゃいます?」
デスマーチの真っ最中なのに自分の仕事もせずどこにいるんだ。あの人。
「…まだ戻ってきてないけど。」
「給料泥棒ってこういうことを言うんですね。」
呆れてしまった私の声はいつもより刺々しい。
…と自分で自覚している。
椎菜から預かったファイル。
今日中ならいいと言っていたけど、早めに提出するに越したことはない。
…今は自分の仕事も落ち着いているし探して署名させよう。
課長に了承を得て私はボールペンと椎菜から預かったファイルを持って場内の方へ向かった。
場内に入るにはヘルメットをつけなくてはならない。
さっきまであの2人が場内にいたことは恐らくその場にいた人が知っているはずだ。
その後どこへ行ったかわかる人はわかるかもしれない。
もしもう総務課へ戻っているのなら入れ違いになるといけないから課長から連絡が来ることになっている。
探しながら歩いていると目眩がしてよろけてしまった。
「大丈夫ですか?」
恐らく白血病の薬が切れたのだろう。
白血球を増加する薬を飲んでいるからその効果が切れて数値が下がり始めているんだ。
「顔色悪いですよ!とりあえず椅子座ってください!」
差し出された手を見ると事務課にいるはずの椿だった。
「…一花さん?」
「椿…
ごめん…笹川さん…みてない?」
恐らく発作が出始めている。
自分の体が熱を持ち始めてきている。
このままだと意識飛ばすくらいの頭痛に襲われる。
「今仕事のことより自分のことです!
お薬ありますか?」
「多分…カバンの中…」
常に持ち歩いているから入っている。
ー…ブブブ…
ポケットの中でスマホが震える。
確認すると課長。
恐らく笹川さんが戻ってきたのだろう。
「…ありがとう椿…
もう大丈夫…」
「って顔してないけどな。」
既に痛み始めた頭。
朦朧とするくらい熱がでてきているのだろう。
「…戻るね」
フラフラになりながら立ち上がり私は総務課へ向かう。
涼しい社内なのに私の体は今汗が止まらなくなっている。
「…はあっ…ふうっ…」
息切れも激しくなってきたな…
総務課は見えてきたけど…
道のりこんなに長かったっけ…
笹川さんに声かける前に薬を飲まないと…
やっとの思いで総務課の扉を開けて自分のデスクに向かう。