早く忘れたい話
帰宅したあなたは私の存在に驚き
優しくいつものように声をかけた。

そして後ろから抱き締めてきた。

朝に私を無敵にしてくれると言った
パワーは私を苦しめ傷つけていた。

冷静にあなたに言葉の刃を突きつけた。

戦う準備はできていたが
あなたが普段見せない必死な様子に
戦意が消えていった。

一から十まで話すあなたに
私は物語を読み聞かせられてるかのように
心ここにあらずだった。
< 7 / 10 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop