姫と魔王の城
次の日も、娘は魔王に呼び出された。

「今日こそ魔力を貰い受ける…!さあ教えよ!!」

魔王に覆い被さられ、引き裂かれたドレスの上から身体中を撫で回され、娘は強く目を瞑って耐え続けた。

「い、嫌…言いません…!」
(私は知らない…魔物たちの言い伝えだと国王様に聞かされたけど…。魔力のために好きでもない相手と身体を重ねなければならないなんて…)

「教えれば命は見逃してやろう…言わねばお前の身体を傷だらけにしてでも叶うまで犯す…!」

「っ…い、言いません…!!」

「言わぬか…!!」

魔王は娘に何度も熱の楔を打ち付け続けた。

「いやああああ!!」

「あぁ…!ああぁ…!!」

娘を押さえつけ、打ち込み続けた魔王だったが、ふと一瞬動きを止め、今度はゆっくりと動き始めた。
娘は涙を溜め、初めてのときと同じく、激しい抵抗もせずに、魔王にされるがままだった。

「なぜ…何故だ…」

魔王は低く、地を這うような小声で呟いた。

娘は声をあげながら耐え、やがて魔王と共にぐったりと果てた。

「今日もこれくらいにしておかなければ…しかし…」

魔王は娘を見やった。
今まで牢の様子を魔力を使って時々見ていたが、姫の様子はあまりにも噂とはかけ離れていたため、怪しんでいた。
しかし、国の人間たちは姫を探し回り、今まで通り、魔物を見つければ戦いを挑んできていた。

「姫をさらった以上、戦争は避けられないことはわかっていたが…考えすぎか…それとも……。いずれにしろ、事を急がなければ…取り返しがつかなくなる前に…。魔物たちも方法を探しているが…いつまで持つか…」
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