ランチのお時間です。
「エースって自分で言うのはおこがましいけど、まあ一応そうなるのかな」
「私よりもずっとずっと坂井くんの方がすごいよ」
坂井くんは私のことすごい褒めてくれるけど、それは違う。
料理なんて数をこなせば上達してくると思うけど、サッカーは天性の才能もあると思う。
スポーツが全く出来ない私には羨ましい限りの才能だ。
「そんなことないし、俺は別にそんなデキた人間じゃないよ」
急に坂井くんの声が暗くなった。
……もしかして、私なにか地雷踏んだ?
坂井くんは大人しく弁当を食べ終わると、じゃ次移動教室だから、と言って校舎へと入っていった。