強引上司は虎視眈々と彼女を狙ってる【7/12番外編追加】
部長には呆れたような笑みを浮かべ、次の瞬間私には寂しそうな笑顔を向けて、くるっと2次会会場へ足を進める向井。
「…向井っ!ありがとっ…!」
その背中に、私はそう言うのが精一杯だった。
背中越しにヒラヒラ、と手を振りながら、向井は扉の向こうへと消えて行った。
ーー向井のその寂しそうな笑顔を、その背中を、私はきっと忘れることはないだろう。
向井が2次会会場へ戻った後、部長は無言で繋いでいる私の手を引き、やって来たエレベーターへ乗り込んだ。
扉が閉まり、階数ボタンを押したと同時に私は壁に押し付けられ性急なキスをされる。
「…ぶ、ぶちょ…っ」
部長は味わうように私の唇を貪った後、鼻がくっつくくらいの距離で、しっとりと濡れるような色香を纏ったその瞳で私を捉えた。
「…なぁ三好。俺を本気にした責任、取ってよ?」
そしていつかも聞いた、色気をたっぷり含ませた甘い掠れ声で、部長はそう私の耳元で囁いたーーー。
「…向井っ!ありがとっ…!」
その背中に、私はそう言うのが精一杯だった。
背中越しにヒラヒラ、と手を振りながら、向井は扉の向こうへと消えて行った。
ーー向井のその寂しそうな笑顔を、その背中を、私はきっと忘れることはないだろう。
向井が2次会会場へ戻った後、部長は無言で繋いでいる私の手を引き、やって来たエレベーターへ乗り込んだ。
扉が閉まり、階数ボタンを押したと同時に私は壁に押し付けられ性急なキスをされる。
「…ぶ、ぶちょ…っ」
部長は味わうように私の唇を貪った後、鼻がくっつくくらいの距離で、しっとりと濡れるような色香を纏ったその瞳で私を捉えた。
「…なぁ三好。俺を本気にした責任、取ってよ?」
そしていつかも聞いた、色気をたっぷり含ませた甘い掠れ声で、部長はそう私の耳元で囁いたーーー。