強引上司は虎視眈々と彼女を狙ってる【7/12番外編追加】
「お、いたいた、三好。これサンキューな」
週が明けて月曜日。
総務部のオフィスに顔を出した部長が私を見つけて紙袋を渡す。
ちょうどお昼休みになろうかという時刻。
部長が総務部に顔を出すのは珍しい。
だから隣の真子ちゃんなんか目をキラキラさせて私たちを見ているし、他のみんなも真子ちゃんほどではないにしろちらちらこちらを気にしているのが分かる。
「…ちょっといいですか、部長」
ちらりとその紙袋の中身を見やり、私はその好奇の目から逃れるように部長の腕を引っ張って総務部を出る。
あれから日曜日には朝、昼、晩と、律儀に部長から料理の感想が届き、熱も上がることなく順調に回復したと報告が来た。
不本意ながらも部長の面倒を見た甲斐があったと言うもんだ。
…でもだからって、わざわざ総務部にそのスウェットを返しに来なくてもいいじゃないか!
目立ち過ぎる!
自分がどれだけ社内で人気があって目立つ存在か、分かってないんだろうかこの男は…
週が明けて月曜日。
総務部のオフィスに顔を出した部長が私を見つけて紙袋を渡す。
ちょうどお昼休みになろうかという時刻。
部長が総務部に顔を出すのは珍しい。
だから隣の真子ちゃんなんか目をキラキラさせて私たちを見ているし、他のみんなも真子ちゃんほどではないにしろちらちらこちらを気にしているのが分かる。
「…ちょっといいですか、部長」
ちらりとその紙袋の中身を見やり、私はその好奇の目から逃れるように部長の腕を引っ張って総務部を出る。
あれから日曜日には朝、昼、晩と、律儀に部長から料理の感想が届き、熱も上がることなく順調に回復したと報告が来た。
不本意ながらも部長の面倒を見た甲斐があったと言うもんだ。
…でもだからって、わざわざ総務部にそのスウェットを返しに来なくてもいいじゃないか!
目立ち過ぎる!
自分がどれだけ社内で人気があって目立つ存在か、分かってないんだろうかこの男は…