ねこ先輩に「好き」を伝える方法。
……新井君。


そう、呟いた里紗先輩に驚いた。

里紗先輩って、颯汰先輩のことが好きだったの⁉

知らなかった……。


私も応援したい!

そう意気込むと、里紗先輩に『他の人には内緒だからね』と、何度も言われた。


そんな夜を過ごせば、気付けば朝になっていた。

鳥の鳴き声で目が覚める。


……いつ間に寝ていたんだろう。


隣を見れば、里紗先輩はまだ眠っている。

可愛い寝顔。

なんだか、幸せな気分だ。
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