Grand Duo * グラン・デュオ ―シューベルトは初恋花嫁を諦めない―

 婚姻届にサインを求められて署名したのに、死の直前に「どうして拒まなかった」と呆れられたこと。
 祖父と孫ほどの年齢差がある白い結婚をしたわたしたちの関係は、一部の人間を除いて最後まで秘密にされていたこと。

 ……紡はわたしのはなしを総括して、ひとつの可能性を口にした。



「たぶん君は、バツイチじゃない」
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