恋愛偏差値$完




伸に確認しようにも電話はつながらない。


とりあえず、目撃者に伸のことを聞きに行こう。






「…て。尋くんなんだ?」


梓先輩に聞いた目撃者は尋くんカップルだった。



美由ちゃんとのラブシーンを見てしまって、あたしは赤くなる。




尋くんと美由ちゃんはお互いに離れた。



「柚菜っ。あっあぁ。伸先輩のことか。あぁっ!」



尋くんはおもいっきり動揺している。



美由ちゃんは恥ずかしそうに笑っている。




「う、うん。伸先輩のこと。んと、見たって?」



一番の議題にたどり着けないのは、この二人がほのぼのしすぎるから。




「えっと!」


「そうなんですよ。遠くにいるはずの伸先輩を見ました!ぜったい本物ですって」



まだ恥ずかしくてはなしが進まなそうな尋くんに代わって美由ちゃんが言った。





ぜったい本物?



あたし、伸に何も聞いてないんだけど。

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