恋愛偏差値$完
あたしはちろりと二人を見る。
尋くんは美由ちゃんの服の端っこをつかんで、勢いを押さえていた。
それから、二人はあたしに背中を見せて。
「美由…もぉ言わねぇほうがいいって。さすがにやばいυ」
「でも、全て話さないと…なんか」
…つまり、まだ言ってないことがあるってのね。
まだこそこそと話している二人に突っ込む。
「ぜんぶ、聞こえてるっつーの!!!」
二人はびっくりして顔を見せた。
息ぴったり。
「なに?なにを言ってないの?受けとめるから。言って?」
だって、伸のこと知っておきたいじゃない。
離れてるからなおさら。
二人は顔を見合わせて、それからやっと口を開いてくれた。
「となりに女の子たちを連れて歩いていた」