となりの紀田くん
*記憶*



*記憶*



帰りのバスでは一言も
話すことなく地元に着いた。



そんな私たちを
紀田は心配そうに
見ていたーーー



あんなに後押し
してもらったのに
こんなに心配かけて…



紀田には申し訳ないな。



ーーーーーーーーー



次の日


今日からまた
普通に学校だ。


正直、瑠威には
会いたくないな…


だってどんな顔したら
いいか分からないんだもん。


そんな事を思いながら
昇降口の下駄箱で
上履きに履き替える。



「あ!ゆあおは…」


顔を上げると
目の前に瑠威がいて
私は思わず逃げてしまったーーー。



って何逃げてんだろ…。
でもどうしたらいいか分からない。



その日私は一日中
瑠威を避け続けた。
< 336 / 370 >

この作品をシェア

pagetop