となりの紀田くん



「いやなんとなく……?」



なんとなくで
何故紀田を選んだのか
私にはまったく理解出来ない




「鈴……ふざけてるの?」



「ふ、ふざけてないよ!大真面目!それに、ほら紀田くんなら別荘とか持ってそうじゃない?」




それが目的かwww
お主も悪よのう………笑




「まぁ……そういうことなら……」




私は渋々承諾して
鈴との電話を終了した。





「よし、じゃあ紀田に電話するか……」





って私……………
紀田の連絡先
全然知らないじゃん!!




私は頭を抱えて
ベッドの上に座り込む。




どうしたものか………




私は考える人みたいな
ポーズをしながら
紀田にどう伝えようか
考えていたーーーーーー




あっ!!!



梓くんなら紀田の
連絡先知ってるかもしれない!!




そう思って梓くんに
電話をかける……




ってか私、なんで梓くんの
連絡先は知ってるのに
好きな人の連絡先を
知らないんだろう………



やっぱ私ってすっごくバカ……。
< 67 / 370 >

この作品をシェア

pagetop