いつか君と
私の頭の中でブチッと音をたてて何かが切れた。
「千夏、浩平、帰るわよ。」
「佳音!?」
「いいから!!」
私は河童を睨み付けると
その場を去った。
―――…
「佳音、いいの?」
「いいに決まってるじゃん。あんな奴、こっちから願い下げだっつーの!!」
あんなキモい奴だと思わなかったし。
「滝本、あんなことしてたけどさ…あいつちゃんと本気だったよ?」
「本気だったらあんなことするはずないじゃない。」
「ん〜と…」
「あ!!千夏と浩平の邪魔しちゃってごめんね?あたしは帰るから後はごゆっくり。」
あたしはにこっと笑ってから走り出した。
後ろからは千夏の不服そうな声が聞こえる。