甘々顔KING総長様と地味顔女子
駐車場に出ると、そこには3人の男の人が立ってた。

1人は哲也って人。
もう一人は総長様のバイクを乗っていたお仲間の人・・と?
もう1人は、その人達とは違う服を着てる。
でも、作りから、暴走族の服だとわかる、肩から腕にかけて金色の刺繍が入ってて

L・・A・・LIEL?

あ、さっき総長様が言ってた和己さんが総長を務めてたとゆー暴走族の名前だ。
じゃ、この人は和己さんのお仲間さんってことだよね?

しっかし・・

LALIELってとこは美しさで入れる集団なんだろうか。
と、思っちゃうくらい、和己さんに劣らずこの人もそーとーなイケメンなんですけど//


「亜弥、バイク乗れっか?無理なら乗せてくぞ」
総長様の痣だらけの体を見た哲也って人がそう声をかけてきた。
「いや、大丈夫だ、慧は?」
「慧なら、さくらちゃん乗せて先に帰ってる。」

あ、だから慧って子、居ないんだ。
良かった、一緒に帰ったんだ。さくらちゃん、怪我とかしてなきゃいいな・・


「そうか、助かった、じゃ、俺はこいつ乗せてウチに戻る、
隆斗、バイク、サンキュな。」
「いえ、総長、」
「んじゃ、隆斗は俺が乗っけて戻るわ」
「ああ、頼む。」

そんな会話を終えると、
総長様はLALIELの刺繍が入った服を着ている人の方を向いて
「大紀さん、俺らのことに巻き込んですいません。」
と、頭を下げた。

「うわ、いいよ亜弥、相変わらず礼儀正しいな、ウチの薫にも見習ってほしいぜ」
「は。薫、元気っすか」
「ああ、あいつは相変わらずバカやって只今絶賛入院中だよ」
「ぶっ、」
なにやら楽しそうに話をしている。
それだけ親しい仲だとわかる。
私の知らない世界の人達、私の知らない・・総長様。

「じゃ、俺ら、行くんで。」
「おう、また遊ぼーぜ」
「はい。」

そう言った後、やっと私の方に来てくれた。
「待たせて悪い。後ろ乗れるか?」
「あ、はい。」
いつもの優しい・・私のわかる総長様だ。
先に乗り込んだ総長様の後ろに乗り込むと、すぐにエンジンをかけて走り出す。

早く。
本当に総長様のバイクは早くて、私は思わず背中にしがみついてしまった。
「―っ、」
ん?なんか言った?
バイク音でよく聞こえない、
カーブを曲がる度に、変わらず私の体を総長様の片手は支えてくれてる。
手首に付いてる手錠の硬さを感じながらも、優しい暖かさの方が勝ってた。
私、
やっぱり、この人のこと大好き。と再確認してしまう
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