ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド この世の果て
 チャーリー・ヘイデンという、アメリカ人ベーシストが出したアルバム『ノクターン』のファースト・チューンだった。
 キューバ人ミュージシャンと共演している作品でラテン音楽の要素が強い。

 父がよくかけているモダン・ジャズとは一味も二味も違うアンニュイな旋律は、(はかな)くて、どこか物悲しくて……
 くりかえし聴くうちに、わたしもすっかり虜になり、アルバムのタイトルをメモって、すぐにCDを買いに行った。
 

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