LOVEDANGER~元ヤン御曹司と悪女OLの身籠り溺愛婚~
マンション迄の距離にあるスーパーで、篤さんと二人買い物をして帰った。


そして、二人でカレーを作る。


「あれだな。
皮剥くの、けっこうめんどくせぇな」


篤さんはピューラーで、じゃがいもの皮を剥いていて。


私は玉ねぎを、刻んでいる。


このマンションのキッチンはとても広くて、
二人で調理台の前に立っても、余裕なスペースがある。


「お前、指とか切るなよ?
すげぇ、危なっかしいけど」


「うん。気を付ける」


私と篤さん、普段全然料理とかしないから、
二人とも慣れない手付きなのだけど。


なんだか、とてもそれが楽しくて。



「すげぇ、旨いな」


「うん!」


二人、ダイニングテーブルに向かい合い、
出来立てのそのカレーを食べる。


出来上がったのは、
本当にシンプルなただのカレーなのだけど。


今まで食べたカレーの中で、一番美味しく感じた。


それは、このまま篤さんと幸せになれるんじゃないかって、
思うくらいに。






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