きらめく星と沈黙の月
…碧…。


「俺のために一生懸命になってくれてありがと。桜子のそういうところ、好きだよ」


…っ!!


…え…っと…。


どうしよう、なんて返せばいいの?


鼓動がうるさいし、頭がうまく働かないし…。


「ははっ!まさか本気にした?いつの日かのお返しだよ」


………。


何それ。


…今言わないでよ。


「バカっ。本気にするわけないでしょっ」


期待しちゃったじゃん…。


碧のバカ……。


私たちは…もう…。


幼なじみじゃないんだよ…。


私…碧のことが好きなんだよ…。


「…バカ」


「まっ、好きは言い過ぎたけど、ホントに感謝はしてるからさ?」


………。


そりゃそうだよね。


“好き”は“言い過ぎ”だよね。
< 295 / 586 >

この作品をシェア

pagetop