きらめく星と沈黙の月
「私からすれば、今さら感満載だけどね。中学の頃から、好きなんだと思ってたから」


「うーん……」


碧のことが好き…か…。


思い当たる節はなくはない。


碧の近くにいると、やけにドキドキするし、なるべく長く一緒にいたいと思える。


でもこれって、恋愛の意味での〝好き〟なのかな…?


私は幼なじみとして、人として、碧が好きなだけ。


手を繋ぎたいとか、キスしたいとか、そんなことは思わない。


それに…碧とキスするところなんて考えたくもない。


「じゃあさ、星矢に彼女ができたらどう思う?嫌じゃない?」


認めたくない私に、陽菜は容赦なく質問を続ける。


「……嫌…だけど」


「でしょ?好きってことだよ」
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