冷徹上司の、甘い秘密。

 そして二日後。


 約束の、水曜日の夜。


 私はあのプロポーズされたフレンチのレストランで、優と静かに食事をしていた。


 話って、なんだろう。
先程から優の表情は晴れない。


 でも、なんとなくわかる。


 優は嘘がつけないタイプの人だ。


 ……だから、きっと良い話では無いのだろう。


 しかし待てど暮らせどまったく話し始める様子もない優。気が付けば紅茶とプティフールも食べ終わってしまう。


 さすがに話を切り出さない優にイライラが募り始めた頃。



「……あの、さ……」



 とようやく優が切り出した。

< 22 / 186 >

この作品をシェア

pagetop