無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!
由妃が申し訳なさそうな顔をしていたから、首を振って否定した。
コーヒーを楽しみにしてるのも一応事実だ。
「そっか。それなら、よかった」
「うん。それにしても、由妃の目当てはカップル限定のパフェだったんだ」
「う、うん。莉里ちゃんからその話を聞いて、食べたくなったの。だから、1番誘いやすい聖君を誘ったんだよ」
「なるほど」
それに俺を選んでくれた。
その事実が俺は嬉しかった。
他の男と行っていたらと思うと……嫉妬でおかしくなりそうだ。
由妃は普通にモテるし、話聞く限りではスガ君という男と仲良いみたいだし。
それにももちろん嫉妬するけど……そいつらじゃなくて俺を選んだんだ。
本当によかった。
「ほんと由妃は甘いもの食べるの好きだね」
「うん、大好きだよ!甘いものを食べると、元気出るし、それにとっても美味しいから」
可愛い……
好きなものを嬉しそうに語っている由妃は本当に可愛い。
これだけでかなり得した気分だ。