もうちょっとでパソコンウィルス詐欺にあうところでした(実話)
<これは実話です>

日曜日の13時45分ごろ、夕飯のおかずを考えるため、パソコンでレシピの検索をしていました。
ズッキーニがあったので<ラタトゥイユ>レシピを検索しようとしたら、

いきなりです・・
パソコンの画面が勝手に切り替わり
アラート音とアナウンスが流れました。
アラート音は「緊急地震速報」の音に似ています。
画像が
「このパソコンはウィルスに汚染されています。
このままだとデータが破壊されます。
すぐに表示されている番号に電話をしてください」
との画面が何枚も重なってでてきました。

アナウンスと警告音は鳴りっぱなしで、
私以外誰もいなかったので、本当に焦りました。

しかたないので、表示された番号に電話しました。
そうしたら○○カスタマーサポートセンターと名乗る、たぶん外国人?ぽい叔父さんがでました。
(アクセントが明らかに違います、外国・アジア系の人っぽいアクセント)・・日本語がたどたどしい・・
背後から別の人がやりとりをしている音声も聞こえてきました。
複数でやりとりをしているようでした。

その人が
「これから指示するから、その通りにキーボードを打ってください」
というので、指示されたままに数字を打ち込みました。
後で考えると
その操作は私のパソコンを向こうが遠隔操作できるようにするものだったようです。

ただ、私のパソコンもデータが多くて重いので、その叔父さんもいらいらしてきました。
「データを壊さないようにするには、こちらで修理します」
と叔父さんが言うと、画面に
「修理費・・30000円」
と大きく表示されました。
電話で私は
「そちらに3万払うのですか?」
と、聞くと
「データを壊さないようにするのは、すぐ対応が必要だから!!」
と強い口調で言います。

3万円という金額に「違和感」がありました。
よく、アダルトサイト詐欺が3万とか4万を請求すると聞いたからです。
私は叔父さんに
「もう一回考えるから・・」
と言うと
「ウィルスに汚染されていたら、困るのはあなたです」
とたどたどしい日本語で脅してきました。
なんか、面倒になったのと、そんな重要なデータはないので
「別にもういいです」
と言って電話を切りました。
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