0631
卒業
この街に

私達が自由を謳歌していた日々




先輩も後輩もみんな関係なく

優しくお互いを救い合っていた




何気ないゲーセンのプリクラ

何気ない100均の化粧品コーナー



そして




私と美陽と光希が揃う

LegendAngelsの大事なことを決める日





中学生だからとか

女の子だからとか

そんなことで決して負けない私達の青春


そして勝つんだという強い心





私は卒業することになった






もう体育館までの外廊下や、学年ごとに変わる下駄箱や、

空の太陽が照りつける夏も

寂しくなる秋も



凍てつく

涙が出てしまうような夜の闇も越えて




春の別れが近付いていた















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