導かれて、放れられない
マンションに帰りつき、ソファに座った天聖に跨がる桔梗。

「桔梗」
「はい」
「今、何を考えてる?」
「天聖さんのことです」
「キス…して…?」
「はい…」
ゆっくり重なる、口唇。

軽いキスを何度かして、深くなってく。
「ンンン……」
「……桔梗、その綺麗な目…ずーっと前から好きだよ」
「私も天聖さんの、その熱い目好きです。
声を聞いてると心地よくなる。
ギュって抱き締める腕の力強さも、ずーっと前から好きです。なんだか、懐かしい……」
「そうだね…懐かしいね……
なんで、誰が…俺達を引き裂いたんだろうね……
こんなに愛しくて、狂ってしまう位に愛し合っている俺達を誰が……」
「モヤがかかってて思い出せないんです」
「俺も……」
再び重なる、口唇。

「桔梗、繋がりたい……隙間もなくなる位に…」
「このままですか?」
「そう…できる?」
「………天聖さんが望むなら、何でもします」
「フフ…可愛い……」

「━━━━━!!
んんっ……んあ…あぁ…」
「このまま…果てようね……」
「んぁ…あ…天聖、さ…」
「今考えても…苦しいよ……やっぱアイツ、絞め殺しちゃえばよかったかなぁ…」
「だめ…そんな、こと……やめてくださ…」
「あ…ダメだよ……俺のことだけしか考えちゃダメだよ……ほら、俺を見て…!」
天聖から受けている快感に耐えられず、肩に顔を埋める桔梗。

顔をグッと掴まれて向けさせられた。
「フフ…可愛い顔…
幸せだ…桔梗のこんな表情……俺だけのモノ…」

「んぁぁ……も…だめぇ…」
グッと身体が反り、果てた桔梗だった。

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