とろけるような、キスをして。



「そういえばみゃーこちゃんは四ノ宮先生の親戚だったっけ」


「はい。従姉妹です。晴美姉ちゃんもよくここに来てましたよね?」


「うん。いつも修斗が四ノ宮先生について来てさ、みゃーこちゃんのことよく聞いてたよ」


「……私の?」


「うん。修斗、ずっとみゃーこちゃんのこと心配してたからな。近況が知りたくて仕方なかったんだと思う」



 大和さんは懐かしむように雛乃さんと目を合わせる。


今思うとストーカーに近かったな、なんて笑っている。



「最近それも無くなって修斗の機嫌がいいなってずっと思ってたけど。そっか。みゃーこちゃんと再会できたからか」


「それはあの機嫌の良さも納得ね」


「先生ってそんなに最近機嫌良いんですか?」


「そりゃあもう。一目でわかるほどに浮かれてるよ」



 高らかに笑う大和さんも楽しそうだ。


サンドウィッチを食べながら二人の近況も聞く。


 私がバイトを辞めた後、数人大学生を雇ったものの、卒業と同時にバイトも辞めてしまい、今は特に誰も雇わずに二人でお店を切り盛りしているらしい。


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