茨ちゃんは勘違い
...。

......。

.........。

茨達を乗せたバスは、再び猛獣ゾーンへと帰ってくると、まだ背中を向けて爆睡中のライオンの群れの近くで停車した。

「続きまして、お客様方に挑戦して頂くのは、大迫力のライオンの餌やり体験でございます!」

と、マエケンもこのサファリパーク一番の目玉と言わんばかりの勢いで、マイクにも一層力を込めて言い放った。

客からは、悲鳴にも似た声がわーきゃーと上がる。

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