めぐり逢い
3章

京ver.

花音「杏鈴、なんかいつもと違ったね。」

「そうだな。」

杏鈴が気を利かせて俺と花音の2人きりにしてくれた。

「なぁ、花音」

花音「んー?」

「今、好きなやつとか居んの?」

花音「う、うん…いるよ…一応…」

「……そか」

好きなやついんのか…

でも、他のやつになんか花音を渡さねぇ

「花音。好きだ。ずっと前から
泣かせたりしない。大切にするから
俺と付き合ってください。」

驚いた顔をする花音。

そりゃ、そうだよな…

幼なじみだと思ってたヤツから

告白されるなんて思わないよな…

花音「私でいいの…?」

「おう!」

花音「私も大好き!よろしくお願いします!」



俺が幸せになってる時に

杏鈴と翔唯があんなことになってるなんて

この時の俺はまだ知らなかった。

ホールに戻り呆然と立っていた翔唯をみて

俺は何も出来なかった。

花音は泣きながら杏鈴を必死に探していた。

なぁ…幸せになってくれよ…

もうお前らが傷つけあってるのは

俺と花音はみたくないんだよ…
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