ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
「なるほど、可愛らしいお嬢さんたちに、うちの殿下がかなり買われていることがわかりましたが……殿下、そんなに緊張してたんですか」

 セラがちらりとウィリオ王子を見ると、彼はセラの言葉がまったく聞こえていない様子で真っ赤な顔をして「お、おお、カッコいいとか、なんかすごく嬉しいのだけど、ちょっ、照れるっていうか、その、なんだな」とパニック状態に陥っていた。
 そして「わたしは別に、相手を見下そうとしているわけではないのだが、王子らしく振る舞おうと気負いすぎると上手く喋れなくなって……おかしなことをしてしまうんだ。エリナとルールーにはバレてたのか。情けないし、恥ずかしいぞ」と肩を落とす。

「わたしはまだまだダメだな……」

 そんな王子にエリナは優しく言った。

「最初から完璧な人なんていないですよ。ふふふっ、わたしたちは友達ですからね、いつもウィリオの味方ですよ。ウィリオがいつも一生懸命ないい人だって知ってるもの」

 エリナが言うと、ルールーも「そうよ、ウィリオ……ウィリオ王子殿下。大人に混じって緊張するのはわたしも一緒よ。全然情けなくなんてないわ」と笑って励ました。
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