ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
「ちょっとその、お鍋の中のスープを、わたくしに……」

「母上、落ち着いてください」

「でも、子猫ちゃんが、プルプルお肌になるって」

 女性の若さに対する熱い思いは、世界が違っても共通のようである。

「大丈夫ですよ、美しい母上がより美しくなるための美味しい料理を、エリナが作ってくれますからね。あの美味しそうなスープを毎日の食事に取り入れてもらいましょう」

 サランティーナ王妃を椅子に戻しながらそう言って、フランセス王太子は料理長に目配せをした。

「もちろんでございます、王妃陛下。さっそく本日から、メニューに取り入れて参りますので、どうかしばしお待ちください」

 王妃がおとなしくなったところで、エリナの説明が再開した。

「それでは森のカレーライスを作っていきますね。野菜はこのスープに溶け込んでいますから、具材はイノブタのお肉とキノコになります。塩胡椒したお肉はひと口大に切って、油で表面をこんがりと焼いてから水と赤ワインで柔らかくなるまで煮込みます。この時、香り付けにローリエの葉を入れます」

 エリナは調理した肉を鍋に入れて「このまま、お肉が柔らかくなるまで煮込みます」と言ってから「こちらが煮込んだお肉になります」と準備しておいた鍋を取り出して、一同を「おお!」と驚かせた。

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