ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
 こうして、3種類のカレーライスは無事に完成した。
 ウィリオ王子、ルールー、リックル料理長が率いる3つのチームは花祭り当日に向けて準備を行った。

 フィフィール国から海産物を輸送するための冷凍コンテナ馬車も、技術職人たちの活躍で無事に完成した。
 表面には木の板が貼られているために、見かけは普通の荷物用の馬車であるが、扉を開くと金属製の長方体の箱である。もちろん薄い金属板が二重に貼られその間にはモフモフの羊の毛がぎっしりと詰められているため、保冷効果は抜群であり、冷凍コンテナとして充分実用できるのだ。
 扉を開けたところには操作板があり、そこには青い魔石をはめ込むようになっている。魔石の選び方で、冷凍にするか冷蔵にするかを選べるのだ。
 山を越えずにフィフィール国からやってくると、かなり時間がかかってしまうため、今回は急速冷凍した海老、帆立貝、イカを運んでくることになった。

 ちなみに今回は、マーレン国の食材はウィリオ王子が生きたまま持ってきたので、コンテナ第一号はフィフィール国からの輸送に使われた。そして、王宮には同時にコンテナの技術を使用した巨大な冷凍室が増設されたので、花祭りで必要な海産物はフィフィール国から届けられてそこに貯蔵された。
 
 というわけで、技術も材料も揃った。

 いよいよ王都花祭りでの『カレーライスお国自慢』本番である。
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