ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
 ルディに抱き上げられたままのエリナが特設ステージに立つと、カレーライスを楽しみに集まった人々がざわめいた。

「青弓亭のエリナだ」

「ちっちゃくて可愛いわね」

「あの子が代表で挨拶をするのか? すごい子猫だな!」

「今日は翼が付いている……可愛いなあ……頭を撫で撫でしたい……」

「おい、滅多なことを言うと、狼隊長に目をつけられるぞ」

「ヤバい、目を合わせるな!」

 狼の耳は、すべての言葉を聞き取っていた。

(ふむ、やはりうちのエリナは人気者だな。しかし、見るだけだ! 見せてもらえるだけありがたいと思え! それ以上は許さん!)

 妙に迫力のある狼隊長が列に並んでいる人々をぐるりと見回すと、その場はしんと静まり返った。
 彼はエリナをステージの真ん中にそっと下ろすと、自分は一歩後ろに下がる。

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