ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
「友達って、こんなに素敵なものなんだってことを初めて知って、わたし、びっくりしちゃったんだ。この国でたくさんの大人に優しくしてもらったけれど、それは小さな女の子を保護する気持ちもあると思っていたから。でも、ウィリオとルールーは違う。同じ目線で仲良くしてくれるの。わたし、ウィリオもルールーも大好き。ウィリオとルールーの国も好き。だから、ウィリオとルールーの家族や友達も、みんな大切にしたいって思ってるの」

「うん」

「……この世界に来てから、好きな人がいっぱいできて、みんなわたしのことを好きだって言って側にいてくれるんだよ。まるで奇跡だよね」

「僕もエリナが好き」

 そう言われて、エリナは白い子犬にこてんと額をつけた。

「ありがとう。クーちゃん、本当にありがとう。わたしをここに連れてきてくれてありがとう」

「僕こそありがとう。あの時、自分の命を投げ出して、僕を助けてくれてありがとう」

「クーちゃん大好き」

「エリナ大好き」

 屋根の上で、ふたりの妖精はぎゅっと抱き合った。
 広場から流れてくる音楽と笑い声、そして満天の星空がふたりを包んだ。
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