ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
 さて、モフりモフられWin-Winの仲になったリンと翌日の打ち合わせをして、ふたりはコースト伯爵家に戻った。

 ディナーでは、コースト家の領地で取れた山の幸がたっぷりのご馳走が並び、エリナは「とっても美味しいです!」とうにゃうにゃ鳴きながら喜んで食べた。
 そして、デザートはロールケーキである。

「こ、これは! キャラメリゼされた木の実を砕いて、チョコレートクリームに混ぜてあるんですね」

 香ばしく、口の中でカリッと弾ける胡桃やアーモンドは、ロールケーキにぴったりである。そんな美味しいクリームを、オレンジジャムをたっぷり塗ったバニラ風味のケーキで巻いてあるのだ。

「美味しいにゃん、美味しいにゃん」

 ほっぺたにクリームをつけて喜んで食べる子猫を見て、またしても皆「むふん」と声を漏らしてしまった。

「エリナさん、温泉の名物となりそうな新しいデザートを作ってくださるということをお聞きしました。ありがとうございます」

 ミミーリアが微笑むと、熊伯爵も「しかも、明日すぐに作っていただけるとか! いやはや、さすがとしか申せませんな」と嬉しそうに言った。
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