ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
「それでは、試しに明日の朝、こちらの食堂をお借りして温泉プリンを作ってみましょうか。冷やすための冷蔵庫はありますか?」

「もちろん、業務用のものがございます。かなり余裕がある状態なので、安心して使えますよ」

「それは助かります。午後のティータイムの時間までに冷やせたら、伯爵家の方も味見ができますね。そうしたら、もう一度温泉に入ってから食堂に寄って、厨房の様子を見せていただきたいです。その時に必要な材料をお伝えしますね」

 エリナの素早い対応に、リンは感銘を受けて「ありがとうございます、エリナさんのおっしゃる通りになんでもご準備いたしますので、どうぞよろしくお願いします」と小さな子猫の手を握った。

 ルディは「エリナは元々てきぱきと仕事ができる子猫だったが、このところ一段としっかりしてきたな。保護者として嬉しいが……そんなに早く大人にならなくてもいいんだぞ?」と寂しそうに呟いた。

 そして、当のエリナは残念な保護者の言葉が聞こえずに「いいえそんなお礼なんて、ちょっと狸さんの毛並みをモフらせていただければそれで……ああ、モッフモフですね! 素敵な手触り、さすがは狸さんです、うふふ、モフモフ、モフモフー」とこちらは残念なモフラーとなり、頭を獣化したリンを散々モフって「エリナさん……なんて素晴らしいモフり……料理の他に、こんな才能まであるなんて……」とリンをうっとりさせたのであった。
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