冷徹御曹司の溺愛は突然に、烈火のようにほとばしる~愛なき契約夫婦の艶美な一夜~

玲奈side

早いものでこの生活を始めて早7ヵ月。

千波からもらう翻訳の仕事と家事の両立ができてきた。

翻訳の仕事がこんなに楽しくなるとは思っていなかったが日に日に面白さを実感する。
奥が深く、こんな解釈したらどうなんだろうとか先へ読み進めると、もしかしたらこうなのかもしれない、とか考えると家事をするのを忘れそうなくらいハマってしまう自分がいる。

こうやって翻訳の仕事ができるのも響さんがくれた生活のベースがあるからできること。

それを忘れることなく家事はできる限り頑張っている。

すこし料理の腕も上がった…かもしれない。

響さんはいつでも褒めてくれるから分からないけど私としては頑張ってバリエーションを増やしているつもり。

響さんは時々ワインを出してきてくれ、2人で飲むこともある。
こんな美味しいワインを出すなんてもったいないと思うが響さんは気にせず一緒に開けようと言ってくれる。
おかげで私は美味しいワインの味を知ってしまった。
それよりも響さんとの時間の楽しさをしってしまった。
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